ここから本文です。
更新日:2025年1月27日
多治見市教育委員会では、貴重な文化財を後世に残すとともに、その活用を図るため、平成4年7月1日に文化財保護センターを開設し、文化財の保護にあたっています。
埋蔵文化財の包蔵地確認や発掘調査等に関するお問い合わせは、下記の連絡先へお願いいたします。
美濃焼の生産・流通が盛んになる江戸時代末期。やきもの販売を専門とした商人があらわれます。仲買人と呼ばれるこれらの商人は、のちに陶器商とも呼ばれ、名古屋、江戸、大坂(大阪)をはじめ、全国に美濃焼を販売しました。
特に現在の多治見市本町オリベストリート沿いには、明治時代になると20軒を超える陶器商が立ち並び、またその周辺には上絵付け業や荷造り業など、関連する業者が多く集まりました。明治時代は多治見の陶器商が隆盛を極めた時代といえます。また、西浦焼をはじめとする輸出陶磁器の生産販売も盛んになり、全国から買い付け業者が多治見を訪れるなど、街は大変賑わっていたといわれます。
本展覧会では、明治時代に活躍した多治見の陶器商の資料から、当時の美濃焼の販売や陶器商の日々の暮らしについて紹介します
期間:令和7年1月27日~6月20日
場所:多治見市文化財保護センター展示室(多治見市旭ケ丘10丁目6-26)
時間:午前9時~午後5時(最終入館:午後4時30分)
休館:土日祝日※2月8日(土曜日)と6月1日(日曜日)は開館
※入場料無料
保持者:鈴木 徹 桃山時代、「茶の湯」の流行に呼応して美濃窯で誕生した独自の茶陶は「美濃桃山陶」と呼ばれ、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部の4種がありますが、そのうち「織部」は、それらの技術の集大成として、17世紀初頭に誕生しました。「歪み」と「色彩」を特徴とする織部は「破格の器」とも称され、日本陶磁史上に大きな変革をもたらしました。 |
名称:旧日光寺陶製狛犬一対
この狛犬は、笠原町内の旧日光寺で保管されてきた陶製狛犬で、元治2年(1865)に笠原村平曽根(現笠原町平園区)の加藤佐助によって作られたものです。阿吽形ともほぼ完形で、錆釉が全面に施されています。江戸時代末期の当地域の陶工の技術の高さを知る上で非常に貴重な資料です。また、当地域の庶民の信仰の様子を知ることのできる貴重な資料といえます。
所在地:〒507-0071多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
【地図】
地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき設置しています。
委員は10人以内、任期は2年。文化財の保存及び活用に関する調査や審議を行い、専門的な意見や助言をいただいています。
お問い合わせ
文化財保護センター文化財グループ
〒507-0071 多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
電話:0572-25-8633
ファクス:0572-24-5033