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更新日:2025年6月17日
多治見市教育委員会では、貴重な文化財を後世に残すとともに、その活用を図るため、平成4年7月1日に文化財保護センターを開設し、文化財の保護にあたっています。
埋蔵文化財の包蔵地確認や発掘調査等に関するお問い合わせは、下記の連絡先へお願いいたします。
身近な土地に自生している植物を乾燥させ、屋根に葺き、米や麦など農業の営みの中で生まれる植物を、その特性を活かしたデザインに仕立てることが、今から100年ほど前は「普通」のことでした。生きるための毎日の中で、屋根を葺き替えることは、壊れたものを繕うのと同じくらい当たり前のことのひとつ。
本企画展で紹介しているものは、土地の資源を利用•循環させる生活や文化•造形に、改めて足を止め、その豊かさに気づくことができるような展示品ばかりです。素材を十分に想像できるほど植物の形をダイレクトに活かした素朴で美しいデザイン。産業や信仰の場で植物がどのように活かされてきたのか、それに携わる人々の仕事ぶりについてもご紹介します。
期間:令和7年7月22日~12月19日
場所:多治見市文化財保護センター展示室(多治見市旭ケ丘10丁目6-26)
時間:午前9時~午後5時(最終入館:午後4時30分)
休館:土日祝日※7月27日(日曜日)・9月6日(土曜日)・12月7日(日曜日)は開館
※入場料無料
保持者:鈴木徹 桃山時代、「茶の湯」の流行に呼応して美濃窯で誕生した独自の茶陶は「美濃桃山陶」と呼ばれ、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部の4種がありますが、そのうち「織部」は、それらの技術の集大成として、17世紀初頭に誕生しました。「歪み」と「色彩」を特徴とする織部は「破格の器」とも称され、日本陶磁史上に大きな変革をもたらしました。 |
名称:旧日光寺陶製狛犬一対
この狛犬は、笠原町内の旧日光寺で保管されてきた陶製狛犬で、元治2年(1865)に笠原村平曽根(現笠原町平園区)の加藤佐助によって作られたものです。阿吽形ともほぼ完形で、錆釉が全面に施されています。江戸時代末期の当地域の陶工の技術の高さを知る上で非常に貴重な資料です。また、当地域の庶民の信仰の様子を知ることのできる貴重な資料といえます。
所在地:〒507-0071多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
【地図】
地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき設置しています。
委員は10人以内、任期は2年。文化財の保存及び活用に関する調査や審議を行い、専門的な意見や助言をいただいています。
お問い合わせ
文化財保護センター文化財グループ
〒507-0071 多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
電話:0572-25-8633
ファクス:0572-24-5033