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更新日:2024年11月25日
多治見市教育委員会では、貴重な文化財を後世に残すとともに、その活用を図るため、平成4年7月1日に文化財保護センターを開設し、文化財の保護にあたっています。
埋蔵文化財の包蔵地確認や発掘調査等に関するお問い合わせは、下記の連絡先へお願いいたします。
保持者:鈴木 徹 桃山時代、「茶の湯」の流行に呼応して美濃窯で誕生した独自の茶陶は「美濃桃山陶」と呼ばれ、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部の4種がありますが、そのうち「織部」は、それらの技術の集大成として、17世紀初頭に誕生しました。「歪み」と「色彩」を特徴とする織部は「破格の器」とも称され、日本陶磁史上に大きな変革をもたらしました。 |
名称:旧日光寺陶製狛犬一対
この狛犬は、笠原町内の旧日光寺で保管されてきた陶製狛犬で、元治2年(1865)に笠原村平曽根(現笠原町平園区)の加藤佐助によって作られたものです。阿吽形ともほぼ完形で、錆釉が全面に施されています。江戸時代末期の当地域の陶工の技術の高さを知る上で非常に貴重な資料です。また、当地域の庶民の信仰の様子を知ることのできる貴重な資料といえます。
多治見市にある指定・登録文化財の数は105。それらひとつひとつの文化財が、その時々で大切に保護・保存・修理・継承され、その背景には人々の営みの歴史があります。窯をつくり、土を成形した工人たち。新しい表現のかたちを求め続ける陶芸家。祈りの場を守り伝えてきた人々。季節のうつろう姿を木々や植物から味わい、技術・技法に敬意をはらった人々の歴史を、たくさんの人に知ってほしいという願いとともに『多治見の文化財』改訂第10版が令和6年3月に発行となりました。本展では、この書籍で紹介している文化財を中心に展示します。
自分だけの「かわいい!」という解釈を大切に鑑賞すると、きっと展示品との接点が見つかるはずです。文化財に敷居の高さを感じている方々も、カジュアルな気分でお楽しみください。
期間令和6年7月22日~12月20日
場所多治見市文化財保護センター展示室(多治見市旭ヶ丘10丁目6-26)
時間午前9時~午後5時(最終入館:午後4時30分)
休館土日祝日※9月7日(土曜日)と12月8日(日曜日)は開館
※入場料無料
所在地:〒507-0071多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
【地図】
地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき設置しています。
委員は10人以内、任期は2年。文化財の保存及び活用に関する調査や審議を行い、専門的な意見や助言をいただいています。
お問い合わせ
文化財保護センター文化財グループ
〒507-0071 多治見市旭ケ丘10丁目6番地26
電話:0572-25-8633
ファクス:0572-24-5033