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更新年月日 2023年7月6日
企画展

多治見市文化財保護センター企画展
長福寺展



 

青龍山長福寺(弁天町)は真言宗智山派の寺院で、本尊は行基作と伝わる聖観世音菩薩です。江戸時代以前より本土神社の別当寺として、その管理にあたったことが棟札などからわかります。 寺伝によれば長瀬郷の有力領主であった土岐氏庶流の源頼氏(長瀬氏)が僧侶・道忍上人に帰依し、元弘年間(1331 1334)に創建したとされます。頼氏は本土神社の社殿修復にもかかわった人物です。寺の創建に際しては灯明料として寺領50 石を与えて七堂伽藍を建立させたとされ、寺は長瀬氏の祈願寺であったと伝わっています。

 令和2年2月、長福寺史料調査の中で正安3年(1301)ごろに書かれた奉加帳が発見されました。「美濃国池田御厨某寺奉加帳」と名付けられたこの史料は市内で確認されている史料の中で最も古く、寺院建立または仏像造営に関わる寄付金を募った名簿です。これによれば東濃地域、名古屋から春日井の地域など広範囲からの寄付があったことがわかります。また、寄付者は頼氏のほか土岐源氏などの武士や僧尼、庶民も含まれ、女性の名も多く見ることができます。

 この史料は令和41月に多治見市有形文化財に指定されました。また、令和4 年度〜 5 年度にかけては破損部分の補修などの修理を行いました。今展覧会では当史料の修理完成記念として、奉加帳を含めた長福寺の宝物を展示し、東濃地域の中世史に迫ります。



期  間   令和5年7月24日(月)〜12月22日(金)

場  所   多治見市文化財保護センター展示室
 
          (多治見市旭ヶ丘10丁目6−26)

時  間   午前9時〜午後5時
      
(最終入館:午後4時30分)

休  館   土・日・祝日
        
※9月2日(土)と11月12日(日)は開館

※入場料無料

過去の企画展についてはこちらをご覧ください。
過去の企画展パンフレット

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