研究紀要 |
刊行年 |
税込価格
(税抜価格) |
内容 |
第1号〜第4号 |
− |
在庫なし |
− |
第5号
−市所蔵古陶磁器図録2− |
1999年 |
1,010円
(919円)
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多治見市では、美濃で焼かれたやきもので、美術的、歴史的価値の高いものを中心に収集保存しています。
研究紀要4、5号では、それらの古陶磁器を一品ごとに写真(カラー・モノクロ)と解説付きで紹介しています。
※令和5年4月1日より価格を改定しました |
第6号
−銅版版下図案集− |
2000年 |
1,010円
(919円) |
複雑な図案のやきものの大量生産を可能とした銅版転写は、明治後期から大正期にかけて最盛期を迎え、当時多治見には高度な技術をもつ銅版彫り師や銅版印刷業者が集中していました。
本書では、市内在住の銅版彫師の方から寄贈された大量の資料の中から、銅板に写し取るために竹紙に描かれた版下図案などを紹介し、考察を行っています。
※令和5年4月1日より価格を改定しました |
第7号 |
2002年 |
1,010円
(919円) |
1.明治前期の美濃陶磁〜シドニー万国博覧会への出品をめぐって〜
2.免定にみる尾張藩三の倉村の貢納状況
3.市之倉の山茶碗について
4.生田7号窯について
※令和5年4月1日より価格を改定しました |
第8号
−「多治見市天然記念物 北小木のホタル」調査研究報告書− |
2005年 |
500円
(455円) |
「北小木のホタル」は昭和56年に市の天然記念物に指定されました。その後周辺の開発や耕地の減少など、 ホタルの生息環境は時代の流れとともに変化してきています。当センターでは、ホタルの保護のため、ゲンジボタルとヘイケボタルの生息数調査や、幼虫のえさとなるカワニナの生息数調査、河川等の水質検査等を行ってきました。
本書では、これらの調査結果をまとめ、今後のホタルの保護のありかたを提言しています。 |
第9号
T 講演録「古墳時代の東濃」
U 美濃の窯業道具 −多治見市文化財保護センター収蔵民俗資料(窯業道具)をもとに− |
2008年 |
700円
(637円) |
T 池田1号古墳保存整備工事完了記念として平成17年10月2日に行われた、八賀 晋先生(三重大学名誉教授)の講演の記録です。
U 当センター収蔵の窯業道具を、製造工程毎に写真付で紹介。多治見の陶器商へのインタビューも掲載しています。 |
第10号
T 多治見市文化財保護センター収蔵品目録(近現代・陶磁器編1)
U −近代の美濃陶磁− 根本焼の展開
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2010年 |
700円
(637円) |
T 近年、文化財保護センターに収蔵した近代の陶磁器(西浦焼
、加藤五輔の作品)および現代陶芸作家の作品(指定文化財の陶
芸家)計31点をカラー写真で紹介しています。
U 小木曽郁夫氏(多治見市文化財審議会会長)による論考です
。根本焼は、江戸時代末期から昭和30年頃まで多治見市根本地
区で生産された磁器のことをいいます。淡い青色の呉須によって
丁寧な絵付が施された製品がよく知られていますが、これまでそ
の生産の実態はよくわかっていませんでした。小木曽氏は、文献
や根本焼生産者の子孫などの聞き取り調査などから、根本焼生産
の歴史をまとめられました。 |
第11号
多治見市有形文化財
廿原神明神社本殿 保存修理工事報告書
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2012年 |
1200円
(1091円) |
多治見市指定文化財である「廿原神明神社本殿」の保存修理事業が平成21年度から22年度にかけて行われました。その保存修理の内容や調査で判明したこと等がまとめられています。なお、本書は保存修理の設計施工監理を行った国立大学法人名古屋工業大学の麓和善教授が執筆しています。 |
第12号
T 旧国鉄中央線トンネル群(愛岐トンネル群)
の文化財的価値についての調査報告
U 多治見の陶器商の販売活動にみる近現代の
美濃焼流通
-昭和時代前半の大嶽萬三郎商店を例に- |
2014年 |
700円
(637円) |
T 明治33年に名古屋-多治見間が開通し、高蔵寺-多治見間には
14基の煉瓦造トンネルが建設されました。そのうち13基が現存し、
7基が多治見市に所在しています。トンネル群の文化財的価値を調
査した報告書です。
U 明治33年に中央線が開通したことにより、鉄道による陶磁器の
大量輸送が可能となりました。同時に、旅まわりによる美濃焼の販
売を行っていた多治見の陶器商の活動範囲を全国に広げる役割も
果たしました。本稿では、大嶽萬三郎商店の記録を例に、陶器商
の販売活動にみる近現代の美濃焼の流通を追いました。 |
第13号
多治見市有形文化財
新羅神社社殿 保存修理工事報告書 |
2016年 |
1500円
(1364円)
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多治見市指定文化財である「新羅神社社殿」の保存修理事業が平成24年度から25年度にかけて行われました。修理の内容及び調査で判明した内部構造や歴史等がまとめられています。なお、本書は保存修理の設計監理を行った国立大学法人名古屋工業大学大学院の麓和善教授が執筆しています。 |
第14号
T 西浦家のあゆみと美濃焼物〜西浦家文書研究のために〜
U 土岐川と生きる〜江戸時代の治水と窯業〜
V 根本の石灰窯調査 |
2020年 |
700円
(637円) |
T 幕末の美濃焼の各村の生産の状況や尾張藩蔵元との関り、維新期
の生産販売の体制の移り変わりについて
U 窯業生産によって土岐川に与えた影響とその治水事業について
V 根本町にのこる石灰窯の実地調査について |
第15号
多治見市有形文化財
永泉寺惣門 保存修理工事報告書 |
2021年 |
1200円
(1091円) |
多治見市指定文化財である「永泉寺惣門」の保存修理事業が平成28年度から29年度にかけて行われました。修理の内容及び調査で判明した内部構造や歴史等がまとめられています。
なお、本書は保存修理の監修を行った国立大学法人名古屋工業大学大学院の麓和善教授が執筆しています。 |
第16号
長福寺文書「美濃国池田御厨某寺奉加帳」
T長福寺文書「美濃国池田御厨某寺奉加帳」について―中世前期の在地社会における勧進と奉加―
U長福寺と奉加帳について
V講演録「東農型山茶碗の生産と流通」
W多治見市指定有形文化財 長福寺文書「美濃国池田御厨某寺奉加帳」修理中間報告書 |
2023年 |
880円
(800円) |
長福寺文書「美濃国池田御厨某寺奉加帳」は、寺院の建立または仏像の造営に関わる奉加帳(寄付金を募った名簿)で、寄付者は東濃地域、名古屋〜春日井の地域と広範囲で、源頼氏のほか土岐源氏など武士や僧尼、庶民も含まれており、寄付者総数は1万人を超えます。
本書はこの奉加帳をめぐる2編の論文と、講演録および修理報告書を掲載したものです。
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第17 号
『多治見市文化財保護センター研究紀要』 |
2025年 |
1,650円(税込) |
1,シンポジウム「小名田窯下窯の白天目をめぐって」講演録
令和6年2月に開催したシンポジウム講演録
茶の湯の歴史にみえる天目 (京都国立博物館調査・国際連携室長 降矢哲男)
史料から見る尾張徳川家伝来 紹鴎所持の白天目(徳川美術館参与 佐藤豊三)
白天目の釉薬について(草の頭窯・市無形文化財「白天目」保持者 青山双溪)
考古学からみた白天目(元愛知県陶磁資料館館長補佐 井上喜久男)
2,小名田白山神社窯確認調査報告
美濃大窯の最初期と考えられる小名田白山神社窯の試掘確認調査の報告書 |