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更新日:2022年8月19日

人権啓発・イベント

「人権」とは、すべての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利や人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持つ権利です。

すべての人々の人権が尊重され、そして共存し平和で豊かな社会を実現するためには、一人ひとりの人権尊重意識を高めていくことが大切です。

多治見市では人権啓発を推進していくために、人権同和教育講演会や街頭啓発活動等を行っています。

人権同和教育講演会 終了いたしました

市民の皆様に人権問題について理解を深めていただくために、人権同和教育講演会を開催します。

令和4年度人権同和教育講演会

日時:令和4年8月18日(木曜日)14時00分から15時30分

場所:産業文化センター5階大ホール

演題:部落差別の現実から自分自身を問うー客観的データや具体的な事例からー

講師:公益財団法人反差別・人権研究所みえ調査・研究員 原田朋記(はらだともき)氏

応募方法:電話、メール、FAXのいずれかで、住所・氏名・電話番号をくらし人権課へお知らせください。

締め切り:令和4年8月12日(金曜日)

拉致問題についての取り組み

拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」多治見市公演を開催しました。

【イベント概要】

日時:平成30年9月6日(木曜日)13時30分から16時

場所:バロー文化ホール(大ホール)多治見市十九田町2丁目8番地拉致

参加人数:1,200名

主催者挨拶 内閣審議官 岡本 宰

岐阜県健康福祉部長 森岡 久尚

多治見市長 古川 雅典

来賓挨拶 元拉致問題担当大臣・拉致議連会長 古屋 圭司 衆議院議員 様

行政説明 内閣審議官 岡本 宰

作品説明 劇団夜想会主宰 野伏 翔 上演 劇団夜想会

舞台劇 「めぐみへの誓い-奪還-」脚本・演出 野伏 翔 上演 劇団夜想会 

中学1年生だった横田めぐみさんが新潟の海岸で拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、めぐみさんや田口八重子さんたち拉致被害者の北朝鮮での生活等を描いた舞台劇

ブルーリボンの木

拉致問題啓発舞台劇を多治見市で上演するにあたり「ブルーリボンの木」を作成しました。

ブルーリボンは、近くて遠い国である北朝鮮と、祖国日本を隔てる「日本海の青」と、拉致被害者の方々と、その御家族を唯一結んでいる同じ空である「青い空」をイメージしています。

市長副市長稲垣

多治見市長、副市長をはじめとした職員一同、また、多治見市役所でインターンシップに参加中の学生の方も一緒に、被害者とご家族が1日も早く再開できるよう願いを込め「ブルーリボンの木」として表現しました。

人権に関する新しい法律が施行されました

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

平成28年4月1日に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。これは、障害のある人に対する不当な差別的取扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めるものです。

障害を理由とする偏見や差別をなくしましょう(法務省)(外部サイトへリンク)

本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律

平成28年6月3日に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が施行されました。特定の国籍の外国人を排斥する趣旨の言動が公然と行われていることがヘイトスピーチとして取り上げられ、社会的な関心を集めています。文化等の多様性を認め、言語、宗教、生活習慣等の違いを正しく理解し、お互いの人権を尊重することが大切です。

ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動(法務省)(外部サイトへリンク)

部落差別の解消の推進に関する法律

平成28年12月6日に「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。同和問題に関する偏見や差別意識から、結婚における差別、差別発言、差別落書き、インターネット上での書き込み等の人権問題が依然として存在しています。部落差別は、人格や尊厳を傷つけるものであり、決して許されないものです。法律の趣旨を十分を理解し、この問題について関心と理解を深め、差別のない社会の実現に努めていきましょう。

同和問題(部落差別)に関する正しい理解を深めましょう(法務省)(外部サイトへリンク)

人権同和教育講演会

過去の人権同和教育講演会開催内容です。

令和3年度人権同和教育講演会

令和3年8月19日(木曜日)に、多治見市・多治見市教育委員会主催による「令和3年度人権同和教育講演会」を、産業文化センター(5階大ホール)にて開催しました。

演題「新型コロナウイルス感染症と人権」

コロナ禍に翻弄される日々が続いています。先が見えない中で、残念ながら差別や偏見が生まれてしまっています。差別は「する側(みなす側)」の判断で行われます。医学的根拠や止むを得ない理由が基準になっているわけではありません。令和3年度講演会の様子
特にインターネット上では、より攻撃的な言葉が使われ、爆発的に拡散する傾向があります。真偽不明の情報、デマが根拠になることも多いです。
コロナの問題は、日常の人権問題とつながっています。新型コロナウイルス感染症に限らず、「ふつう」、「あたりまえ」のものさしは、一人ひとり違います。
本当かどうかわからない一部の情報と自分のものさしだけで、人を判断していませんか。他者のものさし、あるいは社会の「あたりまえ」によって人権を奪われていませんか。
差別の問題は⾃分の問題です。そういったことを実例をあげながらわかりやすく解説していただきました。
「人権=すべての人がもっている、幸せに生きるためのもの」、「すべての人は、差別を受けない権利を持っている」ことをあらためて気づかせてくれる講演でした。

講師プロフィール

公益財団法人反差別・人権研究所みえ(愛称:ヒューリアみえ)研究員 安田賢行(やすだまさゆき)氏

三重県出身。四日市市内の小学校で教員生活をスタート。その後、四日市教育委員会人権・同和教育課や三重県教育委員会人権教育課で指導主事を経験。人権問題に関する講演会を三重県内の自治体や学校を中心に国内各地で実施。

平成30年度人権同和教育講演会

平成30年8月22日(水曜日)に、多治見市・多治見市教育委員会主催による「平成30年度人権同和教育講演会」バロー文化ホール(小ホール)にて開催しました。

演題「インターネットと人権侵害~匿名の誹謗中傷、その現状と対策~」

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講演では、部落差別解消法の制定の背景にもなったインターネット上の差別事象の状況や、誰もが被害者になる恐れのあるSNSでのプライバシー侵害、ネット掲示板での差別書き込みの最新の状況等に、どう対処すべきか実際の事例の紹介を交えた解説でわかりやすくお話しいただきました。

講師プロフィール

東北大学を卒業後、富士通(株)に入社。その後、東京都立高等学校教諭、(株)NTTデータを経て、現在は 株式会社情報文化総合研究所 代表取締役、武蔵野大学 名誉教授、早稲田大学大学院 非常勤講師、総務省 自治大学校講師他。

平成30年度人権同和教育講演会チラシ

平成29年度人権同和教育講演会

平成29年度は、8月9日にバロー文化ホール小ホールにて、NPO法人フリースペースたまりば理事長の西野博之氏を迎え講演会を開催しました。(参加者217人)

演題『生きてるだけでスゴイんだ~子どもの自己肯定感を高めるために~』H29jnkendouwa

川崎市にある公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」での経験を交え、子どもの自己肯定感を高めるための子どもとの接し方についてお話ししていただきました。

おとなが感度のいいアンテナを立てて子どもに寄り添って共感しながら話を聴く(傾聴する)こと、子どもに対する自分の「ものさし」を疑うこと、子どもが持っている力を信じること(失敗をしても責めないこと、「失敗したらかわいそう」とおとなが先回りしないこと、失敗の経験をさせることにより成長につながること)、子どもに生まれてきてありがとうと言えることなどが子どもの自己肯定感を高めることにつながるとお話しされました。

参加者からは「不登校の子どもに対する見方が変わったような気がします。「困った子ではなく、困っている子」という言葉が心にのこりました。」や、「失敗経験が少なく打たれ弱い子が多くなっていることが、私の子育てでも、ついつい親が先まわりし、失敗をなるべく避けるようにしていた。子どもを変えるのではなく、まず子どもを取り巻くおとなが変わる必要があると感じた。」などの感想をいただきました。

講師プロフィール

1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。

1991年、川崎市高津区にフリースペースたまりばを開設。

2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設。

2006年4月より川崎市子ども夢パークの所長に就任。

著書に『居場所のちからー生きてるだけですごいんだー』、西野流「ゆる親」のすすめ<上>『7歳までのお守りBOOK~「正しい母さん・父さん」を頑張らない。~』、西野流「ゆる親」のすすめ<下>『10歳からの見守りBOOK~だいじょうぶのタネをまこう。』がある。このほか共著多数。

平成29年度人権同和教育講演会チラシ(PDF:248KB)

 

 

平成28年度人権同和教育講演会

平成28年度は、8月18日に笠原中央公民館アザレアホールにて、京都産業大学教授の灘本昌久氏を迎え、講演会を開催しました。(講演会参加者234人)

演題「新しい部落史とこれからの人権問題」

講演では、京都の部落史を中心にお話ししていただきました。

部落の歴史を正しく知るということは差別の解消につながります。

さまざまな人権問題について、他人ごとと捉えず、まちづくりの中で地域ぐるみで取り組むことが大切です。

参加者からは「私たち一人ひとりがもっと同和地区や歴史について知識を深めることが大切かなと思いました。」「部落問題について、「この地域にはないから」となかなか学ぶことができなかったので、今日のお話は大変興味深く聞かせていただきました。」など感想をいただきました。

講師プロフィールH28jinkendouwakouennkai

1956年神戸市生まれ。

京都大学文学部史学科現代史専攻卒業。大阪教育大学大学院教育学修士課程修了。

京都部落史研究所研究員を経て、現職。他に、京都部落問題研究資料センター所長、京都産業大学人権センター室長(2004~2014)などを歴任。

主要著書に『ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ』がある。

平成28年度講演会チラシ(PDF:267KB)

平成27年度人権同和教育講演会

平成27年度は、8月18日にバロー文化ホール(多治見市文化会館)小ホールにて、昭和女子大学学長坂東眞理子氏を迎え講演会を開催しました。(講演会参加者354人)

「地域社会における男女共同参画~共に輝き生きるために~」kouenkai1

 

講演では、差別等による人権問題を含め、男女両方の視点から男女共同参画についてわかりやすくお話しいただきました。

地域社会の発展には、

  • 人が魅力的であること。(礼儀正しく挨拶ができること、相手とのコミュニケーションがしっかりとれること。)
  • 人間としての最低限必要な生活能力を身に付け、自立をすること。
  • 支えあうということ。

が必要ということをお話しされました。どれも当たり前のことですが、改めて考えさせられました。

参加者からは、「自分が輝くために力をつける。自分を磨いて人のために尽くしたい。」「魅力ある地域づくりのためにも、子どもたちのコミュニケーション能力、おとなのコミュニケーション能力も高めていかないといけない。」「男女に関係なく、年齢に関係なく、誰もがかけがえのない存在であり、地域や誰かのためになることができるということを改めて感じました。」など、多くの感想をいただきました。

講師プロフィール

昭和女子大学学長

坂東眞理子氏

総理府入省後、青少年対策本部、婦人問題担当室、老人対策室、内閣総理大臣官房参事官など多くのポストを歴任し、特に女性問題に取り組む。2001年から退官までは男女共同参画室から格上げになった男女共同参画局の初代局長として「仕事と子育て両立支援策」、「チャレンジ支援策」、「アフガニスタンの女性支援」など多くの施策に取り組む。

現在は、学校法人昭和女子大学理事長、昭和女子大学学長として、世界に通用する日本女性の育成に力を注ぐ。

平成27年度講演会チラシ(PDF:358KB)

 

人権の花運動

人権の花運動は、子どもたちが花の種子や苗を植えて協力し育てることにより、生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することを目的としたものです。また、育てた花を日ごろ子どもたちを見守ってくださっている地域の方々や社会福祉施設に届けることにより、一層の人権尊重思想の普及高揚を図ることも目的の一つとなっています。

多治見、土岐、瑞浪市の小学校から毎年一校が人権推進校に選ばれ、岐阜地方法務局多治見支局と多治見人権擁護委員協議会等と一緒にこの運動を進めていきます。

平成29年度は、多治見市立共栄小学校が人権推進校として人権の花運動を行います。

苗植え式naeue1

6月27日火曜日午後3時から共栄小学校の校庭で、ボランティア委員会、生活委員会、美化委員会の児童で花壇やプランターにマリーゴールドやジニアプロフュージョンやポーチュラカの苗を植えました。

はじめにボランティア委員会の児童が司会を担当し、岐阜地方法務局多治見支局芝田支局長、多治見人権擁護委員協議会木股会長から『たねをまこう』の話を聞きました。

(苗植えスタート)

花壇担当、プランター担当を委員会で分担し、苗を植えました。2人1組になって、苗を植える穴を掘る人、苗を植える人と役割を決めて作業したことにより、苗植えをスムーズに進めることができました。

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苗植え終了後、苗を植えた感想を発表しました。

「2人1組で植えたので、スムーズにできて良かったです」、「人権とは思いやりのことだと思うので、今日植えた苗を大切に育てていきたいと思いました」、「苗が入っていた黒いポットを自分から進んで集めてくれる子がいて良かったです」などの感想がありました。naeue4

 

 

 

最後にボランティア委員会の児童で後片付けを行い、終了しました。

 

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お問い合わせ

くらし人権課人権グループ

〒507-8703 多治見市日ノ出町2丁目15番地

電話:0572-22-1128(直通)または0572-22-1111(代表)

内線:1152

ファクス:0572-25-7233

メール:kurashi-jinken@city.tajimi.lg.jp