ホーム > 子育て・教育・文化・スポーツ > 子どもの権利 > 多治見市子どもの権利条例
ここから本文です。
更新日:2022年11月2日
多治見市では子どもの権利を保障し、子どもの成長支援を促進することを目的として、平成15年9月に「多治見市子どもの権利に関する条例」を制定しました。
条例の前文では、この条例における子どもの権利についての基本的な考え方が示されています。
「たじみ子ども会議」や「子どもの権利に関するアンケート」などから、『たじみの子どもたちの思い』が込められた表現をキーワードとして抽出しこれを基に子どもの権利検討委員会と子ども会議の子どもスタッフを中心に、子ども自身も検討に関わるという過程を経て出来上がったものです。見出しをつけるなど、子どもが読んでも理解できるような表現が特に意識されています。
「多治見市子どもの権利に関する条例」が制定されて15年以上が経過しました。近年では虐待により命を落としたり、いじめを苦に自ら命を絶ったりするなど、子どもの尊い命が失われる事件が多く発生しています。そこで、「子どもの命を守る」ことを最優先に令和2年3月に「多治見市子どもの権利に関する条例」を改正しました。
条例改正のポイントをまとめた資料も作成していますのであわせてご覧ください。
令和2年3月「多治見市子どもの権利に関する条例」改正について(PDF:2,819KB)
すべての子どもは、誰かに命を奪われることや自ら命を失うことがあってはなりません。また、どのような状況でも、すべての人が子どもの命を守るよう努めなければなりません。
私たちは、次のようなまちづくりをめざして、児童の権利に関する条約(平成6年条約第2号。以下「子どもの権利条約」といいます。)の精神をふまえ、多治見市が子どもの権利を尊重するまちであることを明らかにし、多治見市子どもの権利に関する条例を制定します。
子ども一人ひとりの違いを大切にし個性として尊重するまち
子どもは、それぞれ一人の人間であり、かけがえのない存在です。子どももおとなも命を大切に生きている仲間です。子どもは、一人の人間としてその権利が尊重されます。子どもは、その権利が保障されるなかで、すこやかに成長していくことができます。
子どもが安心して自分らしく生きることができるまち
子どもは、それぞれに苦しいこと、心配なことなどがあります。子どもは、安心して助けてと言うことができ、守ってもらえます。子どもは、それぞれに思いがあります。たとえ小さい子どもでも意志や考えを持っています。子どもは、その思いや意見を自由に言うことができ、それらを尊重してもらえます。子どもは、それぞれに可能性や成長のしかたがあります。子どもは、ゆっくり自分をつくっていくことや子ども同士が育ち合うことができます。
お互いを尊重し、共に支え合うまち
子どもは、自分を大切にし始めるとき、他の人を大切にする気持ちを持つことができるようになります。子どもは、自分の権利について学び、気づき、身につけていくなかで、他の人の権利を大切にし、お互いに権利を尊重し合える力をつけていくことができます。子どもは、子ども同士や子どもとおとなとの良い関係をつくっていけるように支援されます。
子どもが多治見の今と未来をつくっていくことのできるまち
子どもは、多治見を共につくっていく仲間としてまちづくりに参加ができます。子どもが幸せなまちはおとなも幸せなまちです。子どもは、社会の一員として重んじられ、それぞれの役割を果たしていけるように支援されます。
平和と環境を大切にし、世界とつながっていくまち
子どもは、平和と豊かな環境のなかですこやかに成長していくことができます。子どもは、日本と世界の子どもたちのことについて考え、自分たちのできることをしていけるように支援されます。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
くらし人権課人権グループ
〒507-8703 多治見市日ノ出町2丁目15番地
電話:0572-22-1128(直通)または0572-22-1111(代表)
内線:1152・1153
ファクス:0572-25-7233