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更新日:2020年4月8日
現在、多治見市では、アメリカ合衆国インディアナ州テラホート市と姉妹都市提携を結んでいます。
令和2年度実施予定でありました姉妹都市テラホートへの中高生派遣事業について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により事業実施を次年度に延期します。
広報3月号に掲載しました「アメリカ・テラホート市への派遣学生募集」にかかる、4月18日(土曜日)説明会及び6月6日(土曜日)選考会は中止します。
昭和36年9月、労働視察のため近藤留吉氏(生田町1)が、岐阜県製陶労働議会長としてテラホート市を訪問した際に、ラルフ・タッカー市長(当時)から、多治見市との姉妹提携の希望を聞き、帰国後、青木市長(当時)に伝えたのが始まりです。多治見市と米国・インディアナ州テラホート市が姉妹提携を行ったのは昭和37年。ラルフ・タッカー市長が多治見市を訪れ、市内をパレードしたり、小中学校を訪れたという記録が残っています。
これまでに、両市はさまざまな交流をしてきました。中には、文化関係団体や女性団体が自主的にテラホートを訪問し、交流を深めた例もあります。
また、昭和63年から始まった中学生の相互交換派遣は、広く市民のみなさまにとって姉妹都市テラホートを知るきっかけになりました。
平成9年には姉妹都市提携35周年を迎え、8月には多治見市において両市の市長会談「シスターサミット」が開催されました。また、9月にはテラホートにおいて、多治見市の文化団体連盟が現地のコーラス団等と記念合同演奏を行いました。
テラホート市の歴史は、フランスからの移住者がワバッシュ川沿いの高台を見つけ、テラ(=土地)ホート(=崇高、高い)と名付けたときから始まります。
アメリカ5大湖の1つ、ミシガン湖より南へ約300kmの内陸都市です。州都インディアナポリスから南西に約110km、ビゴ郡の郡都でもあります。
19世紀初頭、テラホート市は市内を流れるワバッシュ川を利用し、ニューオーリンズやセントルイスなどと河川貿易を行っていました。しかしながら1834年に国道が開通し、南北戦争のころには鉄道全盛期を迎え、河川交易は役割を失っていきました。その後、この地域の広大な石炭資源が開発され、鉄道で国内に運ばれるようになりました。
現在、まちの経済の中心は、炭坑から幅広い商業活動、工業生産基地へとかわり、アメリカ中西部の小売、卸売業と工業の中心地となりました。最近の主な産業としては、プラスチック製品製造業が挙げられます。
インディアナ州立大学等の大学が5校、テレビ局2局、ラジオ局、オーケストラなどがあり、教育・文化水準の高いまちでもあります。
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