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廿原(つづはら)神明神社本殿 附棟札 |
■多治見市有形文化財 平成18年3月10日指定 所在地: 岐阜県多治見市廿原町228−1 建立: 慶応2年(1866) 棟札: 24枚 |
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![]() 修理された廿原神明神社本殿 |
![]() 廿原神明神社本殿の彫刻(部分) |
廿原神明神社の現在の社殿は、木造桧皮葺(ひわだぶき)の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、各部には多くの素木(しらき)の彫刻が施されています。繋海老虹梁(つなぎえびこうりょう)の昇り龍・降り龍、向拝(ごはい)の中備蟇股(なかぞなえかえるまた)の松と鶴など、いずれも精巧で優れたものです。また、建物の細部にわたり技巧を凝らした構造で、全体として江戸時代後期の神社建築の典型的な特徴を持っています。 棟梁(とうりょう)としてこの本殿を手がけたのは、池田町屋村(いけだまちやむら・現在の多治見市池田町)出身の宮大工、野村作十郎(1815〜1871)です。作十郎は、その優れた技量により安政3年(1856)に従(じゅ)五位上の位階を授かり、東濃地方を中心に数々の寺社建築に携わった美濃の名匠(めいしょう)として知られています。 名古屋工業大学の麓 和善教授が設計施工監理を担当して、この本殿の保存修理が平成21〜22年度に行われました。 |
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