mama’s_talk 多治見で暮らすママたちの子育て事情

佐藤さん川島さん近藤さんの写真

子育てに関する相談窓口が充実していて、
たくさんのお守りを持っているような感じのまちだと思います。

Q1移住先として多治見市を選んだ理由を教えてください。

佐藤さん(40代)

池田校区在住。二児のママで、結婚を機に市内に移り住んで約13年。駅北親子ひろば「ぽかぽか広場」施設長、NPO法人まぁーる理事。

佐藤私は長野県の宮田村出身で、主人は愛知県の長久手市。なるべく両方の実家に行きやすい場所が希望でした。多治見ICから中央自動車道に乗れば、約1時間半で実家まで行くことができます。主人の実家にも近いので、お互いに便利な多治見市を選びました。

川島私は島根県出身で、主人は岐阜県郡上市出身です。結婚を考えていた時に主人の勤務先が多治見市でしたので住むことになりました。

近藤私は大阪府出身で、小学生の時に奈良県に引っ越しました。その後、名古屋市に移り、しばらく名古屋市内の賃貸に住んでいたのですが、見渡せばビルばかりで落ち着かないなと思っています。家を購入する際に多治見市に移り、10年ほど名古屋市へ電車通勤をしていました。多治見駅始発の電車があるのは大変助かりました。

川島私も子どもが生まれるまで名古屋市へ電車通勤していました。始発だと大抵座れますよね。睡眠時間もたっぷり取れます。

Q2多治見市に移住して、ご家族の様子はいかがですか。

佐藤主人の勤務先がある小牧市まで自宅から車で30分ほどかかりますが、家モードと仕事モードを切り替えるいい距離だと話していました。

川島我が家は正反対です。とにかく朝はギリギリまで寝ていたい、夜は遅くなったらすぐ帰りたいという人なので、勤務先まで車で10分もかからない環境に満足しています。

近藤私の夫は可児市で勤務しています。子どもが生まれてからはお風呂に入れるまでに帰ってきます。忙しい時も一旦帰宅して夕食を食べ、子どもをお風呂に入れる。そうするとリフレッシュできるみたいです。

Q3子育てをする上で多治見市に住んでよかったと思うことや
おすすめの場所を教えてください。

川島さん(30代)

精華校区在住。一児のママ。結婚を機に市内に移り住んで約5年。ぽかぽか広場ママスタッフ。

近藤私は駅北庁舎3階にある「ぽかぽか広場」のヘビーユーザーです。多治見市には第一子の赤ちゃんとお母さん対象のBPプログラム※1という講座があり、これに応募したのがきっかけでぽかぽか広場を利用するようになりました。子どもを産んでからしばらくは外に行く勇気が出ませんでした。不安に思う以前に不安かどうかもわからない状態で、ただ悶々と毎日を過ごしていましたが、ぽかぽか広場に行けば子育ての相談ができ、ほっとするんです。子どもも月齢が少し上のお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をして遊ぶようになり、そんな姿を見られるのも嬉しかったですね。

川島私も同じです。どこに行ったらいいのか分からなくて不安でいっぱいでした。BPプログラムを通じてぽかぽか広場の存在を知り、行ってみたら知り合いができた。そこから人のつながりが少しずつ広がり、外に出るきっかけになりました。

佐藤私もぽかぽか広場の前身、「NPO法人まぁーる」の開いていた広場にお世話になりました。ここに行くようになって精神的に明るくなりましたね。その後、「まぁーる」のママスタッフ・スタッフを経て、今はぽかぽか広場の施設長として関わらせていただいています。ぽかぽか広場と同じ3階には保健センターや子ども支援課など、子育てに関する施設が集約されていて、これはお母さんたちにとって本当に便利だと思います。

近藤まったく知らない場所だと行くのをためらいますが、同じ場所にあるとハードルが下がりますね。来年、子どもを保育園に入れようか迷っていますが、ぽかぽか広場に寄ったついでに些細なことでも相談できるのでとても助かります。

川島本当にありがたいですよね。私は子どもを幼稚園に入れようと考えていますが、給食があると聞き、すばらしいと思いました。

佐藤うちの子どもは小学生ですが、体操服で通学させられる※2のがありがたいです。通学路にはパトロールの方々が見守りをしてくださり、地域の中で子どもを育ててもらっているのだなと実感しています。

近藤児童館も多いですよね。子ども向けのイベントもたくさん催されています。

川島多治見駅前の「虎渓用水広場」はお気に入りの場所です。水路には魚も泳いでいるんですよ。季節の変化も感じられるので、子どもを連れての散歩におすすめです。それから図書館横にある「ヤマカまなびパーク」も魅力ですよね。市民向けの講座が多く、子どもと一緒にリトミックを習いに行っていました。

佐藤多治見市にはNPO法人「ぎふ多胎ネット」という団体があります。ぽかぽか広場に来ているお母さんから聞いた話ですが、多胎児を妊娠中、先輩ママが話し相手になってくれたり、健診時に付き添いをしてくれたり、サポート体制が整っているそうです。多治見市は双子ちゃんや三つ子ちゃんを育てるのにもよい環境かもしれません。

  • ※1 初めて赤ちゃんを育てている母親を支援する参加者中心型プログラムです。子育てに関する知識の提供や月齢の近い赤ちゃんを持つ母親同士の交流の場となっています。
  • ※2 小学校によって異なります。

Q4これから移住を考えている方へメッセージをお願いします。

近藤さん(40代)

精華校区在住。一児のママ。家の購入を機に市内に移住して約10年。ぽかぽか広場の利用者。

川島多治見市は古くからの陶器のまちなので保守的なイメージを持っていましたが、住んでみたら全くそんなことはありませんでした。まちの大きさもコンパクトで、私にはしっくりくるんです。子どもと一緒に参加できるイベントも増えていますし、これからもっと子育てがしやすいまちになると思います。

近藤多治見市で家の購入を検討されているなら、名古屋市と比べて土地の価格が安いので、多少ゆとりのある家を建てられます。多治見駅始発の電車があり、朝の通勤ラッシュ時は助かります。駅構内はバリアフリーになっているので移動もしやすいです。何より、「まぁーる」のような子育ての相談ができる場所が数多くあるので心強いです。

佐藤多治見市には、子どもの最善の利益を守る「子どもの権利条例」というものがあります。全国で4番目にこの条例を取り入れたと知った時は、ここで子育てができるなんてラッキーと思いました。子育てに関する相談窓口も充実しているし、たくさんのお守りを持っているような感じです。子どもを通じて家族単位でのつながりも増え、年を取ってからの暮らしもおもしろくなりそうだなと想像しています。

みなさま、ありがとうございました