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ishoken galleryと卒業制作展以外の研究所関連のイベント、展覧会情報です。


《入所式》

nyuusyosiki

平成29年度研究生入所式

日時:平成29年4月7日(金) 10:00~11:00

場所:陶磁器意匠研究所/講義室

 <所長告辞>

 本日は平成29年度多治見市陶磁器意匠研究所入所式に当たり、ご来賓の皆様方にはご多忙のところ、ご臨席を賜り誠にありがとうございます。

 第60期デザイン・技術コース15名、第15期セラミックスラボ通常選考3名、外国人特別選考1名の計19名の諸君、入所おめでとう。

 およそ60年の歴史を持つ多治見市陶磁器意匠研究所ですが、私たち職員は昨年度より新たな試みを始めました。それは、今の時代に向き合った研究をする必要を感じたからです。そして、今日入所した19名の新入生と12名の在所生を合わせた31名の研究生諸君に、時代を見据えた授業をする必要があるからです。

 人口10万人の市立の研究所の果たすべき使命とは何か、と私たち職員自身への問いかけに他なりません。陶磁器を地場産業に持つ多治見市の原点を見つめなおし、60年に渡る人財育成の歴史の中で積み上げた経験を授業に生かし、多治見市の陶磁器文化の未来に繋げる必要があると、かつて輝いた時代への感傷を断ち切り、次の時代を切り開く決心です。何を残し何を捨てるのかを検証し、捨てるものは迷いなく捨てる決断です。

 今ここにいる職員も研究生も、粘土の可塑性と焼成による変化が、「人間の本能を刺激する」そんな普遍的なやきものの魅力に惹かれてこの場を共有しています。しかし、やきものの魅力は普遍でも、魅力の原点が素直に今の時代に受け入れられているかと言えば、少々心もとない。やきものの魅力も、伝える手段、言い換えればデザインが的外れなら、やがて原点をも見失う。「デザイン」しているとの錯覚に陥っているのが陶磁器意匠研究所の現状だと私は思っています。この現状を私たちは、「時代の空気をしっかり捉える」との反省に繋げます。

 陶磁器で作る「生活の道具」も、陶磁器での「表現」も、そして素材への「アプローチ」の仕方も、素材を粘土一つに「限定」する意味も、確かな経験の上に立ち、自覚した上での知識を背景にした研究が必要です。研究への意欲なくして「文化への貢献」などとの言い訳など通用しないことを、私たちは自覚しなければなりません。はたして、私たち職員は「多治見の陶磁器文化に貢献するのだ」「若者が集まることに意味がある」などと使い古された、使い古した絵空事を言えるほどの研究と授業をしているのだろうか?

 先日、古川雅典多治見市長が、「思い切りやって下さい」と応援して下さいました。職員一同と共に重く受け止めています。

 私たち職員は多治見の陶磁器デザインが育んだ「多治見の文化の空気」の源を、この多治見市陶磁器意匠研究所が担った一時代があったと思っています。職員と、卒業生の先輩方と共に創ってきた自負もあります。もし、見失っているとしたら、今、陶磁器意匠研究所の本来の姿を取り戻します。時代の要請を読み、職員の専門性を高め、研究を充実させます。それは、文化のおおもとは結果より、そこに向かおうと努力する姿勢と、それを実現するための行動のプロセスにある。そしてまぎれもなく、そのプロセスこそが文化である、と私たちは思うからです。

 振り返ってみれば、陶磁器の町多治見は、商社の町です。先輩方はデザインという言葉が日本に定着していない、60年も前に「デザイン」を「意匠」と訳して陶磁器意匠研究所をつくったのです。そして、他のやきものの産地のように、粘土の可塑性にもたれ、情緒を前面に出したやきものではなく、デザインに重きを置き「生活の道具」を作ってきました。機能を重視した陶磁器デザインの町です。そんな陶磁器の歴史が多治見の文化を育んできたはずです。凛とした空気を纏った陶磁器を中心に置き、そこから民芸の里も桃山の陶器も取り込んでいき、総じて美濃焼となる。古川市長の「意匠研がやって下さい」との言葉を受けて、陶磁器文化が育んだ「凛とした空気」を、言い換えれば「凛としたデザイン」を、陶磁器意匠研究所から多治見市内に展開したいとの試みです。

 この試みのコンセプトを「公開特別講義」に置いて、一般市民にも公開しました。職員が講師の場合は、所内で研究者会議を繰り返し行い、公開できる質を求めました。外部講師を招く場合も、この姿勢を理解していただき講義をしてきました。

 昨年度は、陶磁器の持つ魅力と、人間の生きる意味と、道具と表現と、デザインをキーワードに陶磁器を考えてきました。今年度は後半です。科学的な、リベラルアーツの側面も持った講義となります。

 諸君にとって、記念すべき第一弾は、4月21日に前田剛、陶磁器意匠研究所副所長が『"美濃"につながる「やきもの史」』と題して、やきものの歴史をわかりやすく講義します。陶磁器意匠研究所は、ロクロがうまくなれば良い。焼成技術を身に付ければよい。などと言う表面的な技術の授業だけではありません。陶磁器を通してどう生きるのか?どう社会に貢献するのか?どう多治見の文化に溶け込み、多治見の文化を自身に取り入れ、どのようにして多治見の文化を醸成する仕組みに参加するのか?を自身に問いかけて、自分なりの答えを見つけるのです。結果的に、どのように陶磁器と関わるのかを自身に問う授業となるはずです。前田副所長に続いて人財育成グループ水野義久リーダーが講義をします。それは、赤色の銅を酸化焼成すると緑色の銅に変わる、というような科学的な話です。

 さて、ここにいる研究生の諸君には「自分探し」などは無い。あろうはずはない。ここ多治見市陶磁器意匠研究所に入所を決めた時に「自分探し」は終わったはずです。そのことを前提にして講義をします。講義は諸君との真剣勝負です。講師は、今ある力を、今ある知識を、今ある知恵を力いっぱい投げかけるであろう。新入生の諸君にとっては、大きな決心と大きな覚悟をして踏み出した陶磁器の世界で、いったい何を作るのか?どう作るのか?別の言い方をすれば「自分の内なる正体」を知り、どのように生きるかと、自分の人生をデザインする覚悟を決めた日の、記念すべき最初の講義となります。だからこそ疑問があれば、腑に落ちなければ、納得できなければ、真正面から質問を投げかけてくれ。私たちは、必ずや力の限りの答えを諸君に投げ返すことを約束しよう。

 基本的に人間は社会に役立ちたい、正義でありたいと思うものです。それは、太古の時代から群れで生きてきた人間の、群れの秩序を維持するために生まれた、本能的なものからなのでしょうか?そんな正義感はデザインで具現化しますが、そのデザインの素材として、あえて陶磁器を選んだ諸君は、やきものの町のど真ん中でしっかり勉強し「凛とした空気」を職員と共に創るのです。その姿勢が陶磁器でつくる「生活の道具」であれ、「表現」であれ、ものつくりの原点です。言い換えれば自分をつくることに繋がるのです。

 生きているのか、生かされているのか、そんな人生の答えを求めて「やきもの」を選んで、多治見市陶磁器意匠研究所に入所した諸君は、ここ多治見での2年間で、その答えを可視化し、具現化できるはずです。勿論、真面目に生き、最大の努力をすることを前提にした諸君への約束です。

 

 諸君の健闘を祈って告辞とします。

 

                                          平成29年4月7日
                                          多治見市陶磁器意匠研究所 所長 中島晴美


《公開特別講義/Open lecture》

平成29年度 公開特別講義 スケジュール一覧

 


公開特別講義 Vol.23
(ishoken gallery vol.06 加藤智也展 )

加藤智也(陶芸家/第38期卒業生)
    第11回国際陶磁器展美濃('17) 金賞受賞

タイトル:「必要とすること 必要とされること」

会場:講義室

   岐阜県多治見市美坂町2-77 
   多治見市陶磁器意匠研究所 講義棟2F
   >>アクセス情報

日時:2017年10月22日(日)

   13:30~15:00

申し込み方法:電話かメールにてお申し込みください。
       定員になり次第、受付を終了します。

電話:0572-22-4731(平日9:00-17:00)
mail:ishoken-jinzai@city.tajimi.lg.jp

《ishoken gallery vol.06 加藤智也展

日時:2018年2月9日(金)ー2018年3月11日(日)
   9:00 - 17:00  期間中無休 入場無料

場所:ishoken gallery


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《セラミックスラボ前期制作展/Ceramics Lab first semester exhibition》

第15期 セラミックスラボ前期制作展
   [青木宏・荻野由梨]

会場:多治見市陶磁器意匠研究所

   岐阜県多治見市美坂町2-77 
   多治見市陶磁器意匠研究所 講義棟2F
   >>アクセス情報

日時:日時:2017年9月10日(日)~10月22日(日)
   会期中無休

   9:00~17:00 入場無料

 

ishoken 15th Ceramics Lab
first semester exhibition
[Hiroshi Aoki / Yuri Ogino]

Venue: ishoken / Tajimi, Gifu, Japan
Date: September 10 - October 22 2017 *Open everyday. 
Time: 9:00 a.m. - 5:00 p.m.  *No entry fee.

   

【その他・お問合せ/Contact】
岐阜県多治見市美坂町2-77 
多治見市陶磁器意匠研究所
電話:0572-22-4731(平日9:00-17:00)
mail:ishoken-jinzai@city.tajimi.lg.jp
>>アクセス情報


 


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《市民講座》

多治見市陶磁器意匠研究所 市民講座展

「花器を作って花を生けよう」

会場:講義室

   岐阜県多治見市美坂町2-77 
   多治見市陶磁器意匠研究所 講義棟2F
   >>アクセス情報

日時:2017年9月16日(土)・17日(日)・18日(月祝)

   9:00~17:00 入場無料

※会期は終了しました。ご来場有難うございました。

   

【その他・お問合せ】
岐阜県多治見市美坂町2-77 
多治見市陶磁器意匠研究所
電話:0572-22-4731(平日9:00-17:00)
>>アクセス情報


 


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《多治見市陶磁器展示5施設案内》

多治見市美濃焼ミュージアム http://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/
多治見市モザイクタイルミュージアム http://www.mosaictile-museum.jp
多治見市文化工房ギャラリーヴォイス http://g-voice.chu.jp
多治見市文化財保護センター http://www.city.tajimi.lg.jp/bunkazai/
多治見市陶磁器意匠研究所(ishoken gallery) http://www.city.tajimi.lg.jp/ishoken/
多治見市陶磁器展示5施設では、多治見市の陶磁器文化発信のため連携して活動しています。

>>詳細pdfファイル

http://www.icfmino.com
 

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