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更新年月日 2018年9月7日
企画展
多治見市文化財保護センター企画展

染付細密画 加藤五輔展

2018年は明治維新より150年の記念すべき年です。明治時代には、西欧からの新しい技術や新しい文化を吸収して急速な近代化が進められました。そのような中で西欧列強に肩を並べるべく明治政府が推進した殖産興業政策では、陶磁器・漆器・金工・七宝といった日本の伝統工芸品の輸出拡大をはかるための産業育成がおこなわれました。万国博覧会で西欧の技術の高さを目の当たりにした日本政府は、全国規模の博覧会実施や図案制作の指導などにより世界に受け入れられる輸出工芸品の製造をはかりました。  
 一方、明治時代の多治見では、明治
5年(1872)に窯株制度・蔵元制度が廃止されます。陶磁器製造・販売が自由化し、窯業従事者が一気に増加したことによる陶磁器の粗製濫造が懸念されるようになっていました。しかし海外輸出拡大の流れの中で美濃においても質の高い陶磁器製造をのぞむ声もあり、市之倉をはじめ各地で品質向上のため技術開発がおこなわれるようになりました。
 なかでも市之倉の加藤五輔は明治10年(1877)の第1回内国勧業博覧会で最も高い「鳳紋賞」を受賞し、翌年のパリ万国博覧会では名誉賞を受賞するなど、美濃の陶器製造者のなかでも群を抜いていた人物といえます。五輔の得意とする技術は毛筆の染付細密画で、内国勧業博覧会の審査評語では「美質群を出づ」「青華(染付)鮮麗」とその技術の高さを称えられました。
 本展覧会では多治見市教育委員会の所蔵品のなかから、現代の私たちをも魅了する精巧で緻密な五輔作品を紹介します。

期  間   平成30年9月18日(火)〜12月28日(金)

場  所   多治見市文化財保護センター展示室
 
         (多治見市旭ヶ丘10丁目6−26)

時  間   午前9時〜午後5時

休  館   土・日・祝日

※入場料無料

主な展示品 
 ・染付蝶菜の花図花瓶
 ・染付竹図大鉢
 ・染付菊図煎茶器
 ・染付手付花瓶        ほか

 多治見市文化財保護センター分室展示・特別展示
  「やまと絵」という絵画のジャンルは、中国から渡ってきた「唐絵」に対する絵画として、国風文化が花開いた平安時代に誕生しました。花鳥風月、風俗、歴史上の出来事などを、繊細な線と美しい色合いで描いた日本的な絵画・やまと絵は、見る者を陶酔させて止みません。
 さてこのたび、多治見市出身のやまと絵画家、林雲鳳(本名:雄一)氏の作品展を当会場とたじみ茶碗まつり会場にて同時開催する運びとなりました。
 林雲鳳氏は1899(明治32)年、岐阜県土岐郡笠原村(現:多治見市笠原町)に生まれ、家業である製陶業に携わりながら、土佐派の重鎮である森村宜稲氏に、上京後は松岡映久氏のもとで絵を学ばれました。帝展・文展で連続10回の入選をされるなど、中央画壇で活躍された日本を代表するやまと絵画家の一人です。
 戦後は地元の笠原にて活動され、地域の文化・教育面にも多大なる貢献をされました。その功績を称えられ、昭和55年に紺綬褒章の授与、昭和56年には笠原名誉町民になられました。
 歴史に造詣が深く、生涯に渡り古典と古陶磁の研究に携わられた林雲鳳氏の作品は、綿密な時代考証と緻密なデッサンのもとに描かれ、天然の石から精製した本絵具美しい色合いも見どころとなっています。林雲鳳氏の、心に染み入る優雅で気品のあるやまと絵の世界をぜひご静観ください。


分室展示(たじみ茶碗まつり同日開催)
林雲鳳と昔の人形

期  間   平成30年10月7日(日)、8日(月・祝)

場  所   文化財保護センター分室
         
(多治見市旭ヶ丘10−6−63 美濃焼卸団地内)

時  間   午前8時30分〜午後5時


※入場料無料




特別展示
林雲鳳 展
期  間   平成30年10月5日(金)〜9日(火)

場  所   ヤマカ学びパーク1階オープンギャラリー
          
(多治見市豊岡町1−55)

時  間   午前9時〜午後9時30分

休  館   なし(8日祝日も開館)


※入場料無料

過去の企画展についてはこちらをご覧ください。
過去の企画展パンフレット

過去の広報掲載資料の展示

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